
皆さんこんにちは!
株式会社ユニテックサービス、更新担当の中西です。
前回は清掃業の歴史を振り返りましたが、今回は現場で日々活躍している皆さんに向けて「鉄則編」をお届けします。
清掃の仕事は「やればいい」ではありません。「どうやるか」「誰がやるか」が問われる、れっきとした“プロの仕事”です。
では、その現場で求められる“7つの鉄則”を見ていきましょう!
清掃作業の真価は、「誰も見ていない場所」で発揮されます。
床の隅、家具の下、エアコンの吹き出し口…。こういった箇所に手が届くかどうかで、その人の姿勢と誠意が見えるのです。
お客様の評価は細部に宿る。これは全清掃員共通の真理です。
現場に入る前の「おはようございます」、清掃後の「失礼いたしました」。
たった一言で現場の空気が変わることもあります。
清掃員は裏方であると同時に、施設の“顔”でもあります。言葉と態度の清潔感が、作業品質以上に評価されることもあるのです。
清掃作業には、事前の準備が何より重要です。
現場の構造、使用機材、作業時間、ゴミ出しルールなどを把握し、ミスのないスケジューリングを行うことで、作業効率と品質が飛躍的に向上します。
“入ってから考える”のではなく、“始める前に全て計画”がプロの鉄則です。
ポリッシャーの回転速度、洗剤の希釈倍率、乾燥時間の把握など、清掃の現場には「知識と経験」が不可欠です。
間違った使い方をすれば、床材を傷つけたり、臭気を残したりと、逆効果になることも。
正しい使い方を熟知し、「機材を活かす人」になることが大切です。
・水漏れを発見したら?
・破損した箇所を見つけたら?
・見積もりにない箇所の清掃依頼を受けたら?
こんな時こそ、“現場力”が問われます。
自己判断ではなく、すぐに上司や管理者に報告・相談することでトラブル回避と信用確保が可能になります。
ただの「汚れ落とし」ではなく、清掃は「人の健康を守る」仕事です。
特に医療・食品・介護・ホテル施設では、「衛生基準」や「感染対策」に対する理解と対応力が不可欠。
拭き取り回数・消毒剤の種類・清掃順序など、科学的根拠に基づいた作業を行うことが信頼につながります。
最後に最も大切なこと。
「誰かがやらなきゃいけないから」ではなく、「自分がこの場所を守る」という誇りを持って取り組むこと。
その姿勢は必ず伝わります。清掃は“裏方の主役”。誰かの生活や仕事を陰で支える大切な使命です。
清掃業には、ただの技術だけではなく「人間性」「責任感」「観察力」「対応力」が必要です。
7つの鉄則を意識しながら日々の業務に取り組むことで、プロとしての信頼と満足度は確実に高まります。
現場の一掃は、信頼の一歩。
皆さんの一拭きが、今日も誰かの快適を生み出しています